氣と整膚の松本 スタッフブログ

遠い山なみの光

 カズオ・イシグロの「遠い山なみの光」を読み終わった。読みながら小津安二郎の映画を思い出した。後で解説を読んだら、小津安二郎の映画を想起するのはさほどむずかいしいことではないと書かれていた。

 カズオ・イシグロの本を読むのはこれで3冊目、前回は「わたしを離さないで」、最初に読んだのは、短編集「夜想曲集」だが、「遠い山なみの光」が最初に書かれた長編だそうである。

 本を読んだり、映画を見たりするとき、なるべく真っ白な、できるだけ情報の少ない状態で読みたいと思っているので、今回もそういう状態で読み始めた。ただ、自分が読んで面白そうかどうか、それについてはなるべく面白そうなものを選んでいる。

 カズオ・イシグロという作家は、日本で生まれたが、5才のとき家族とともに英国に渡り、その後も英国で育った方で、2年くらい前、たまたまNHKの番組に出ているのを見て、興味を持った。

 今のところ、3冊とも面白かった。面白いといっても、とても静かな語り口調で、もし私が文章を書いたら、とてもこんなふうには書けないだろうなあという感じ。自分にはないものだからより面白いのかもしれない。ちなみに、原文は英語で書かれていて、私が読んだのは翻訳されたものです。
  1. 2014/07/13(日) 14:39:50|